先日、市内在住の外国人を対象にまちづくりミーティングを開催した。米軍関係以外の市内の外国人登録者数は約5千人、このうち最も多いのはフィリピン、次いで韓国・朝鮮、中国、米国、ブラジルなどの順となっている。当日、会場に来られたのは、このうちごく一部の40〜50人であったが、前記国籍のほかモンゴル、オーストラリア、ロシア、トルコ、ネパールなどさまざまな国の参加者があり、活発な意見交換が行われた。
横須賀が大好き、横須賀に住んで幸せという声も多く聞かれうれしかったが、反面、不満や問題点もいろいろ指摘された。一つは、外国人というだけで白い目で見られる、人種差別を受けているように感じるなどの発言があった。島国の日本人は、無意識のうちに外国人に対して偏見を持ち、態度にも出てしまう恐れがある。国際化の時代を迎え、まして国際都市を掲げる横須賀にあって、このような印象を一部の外国人に与えているとしたら、誠に恥ずかしいことだと感じた。
日本人の夫から暴力(ドメスティク・バイオレンス DV)の被害を受けて離婚し、独りで子どもを育てているという話には、返す言葉もなかった。確かにDVの被害者が外国人の場合には、周囲の地域住民から孤立して被害が一層深刻になる危険もある。
また、いろいろの必要な情報を得たくてもどこのだれに聞けばよいか分からない、地震などの災害時に関する情報も外国人に対しては届かない、などの問題が多く提起された。これに対して、外国人登録の際に外国語で書かれた冊子やパンフレットを渡してはどうか、という良い提案を会場からいただいたので、これはすぐに実行に移したい。
今回のミーティングの実施に当たっては、国際交流協会の皆さんに通訳など多大な協力をいただいた。また、同協会による日本語教室や生活相談など日ごろの活動が、外国人にとって大きな力になることを感じた。
外国籍の人たちも私たち地域社会の一員だ。共に温かい関係で支え合い、元気な横須賀をつくりたい。