元気な横須賀をつくろう 蒲谷亮一オフィシャルウェブサイト
 
海が見える美術館

待望の横須賀美術館がオープンした。開館初日には、待ちかねた多くの来館者が長蛇の列を作り、盛況な船出となった。 新しい美術館の特色は「海が見える森の中の美術館」である。前面に浦賀水道の景観が広がり、行き交う大小さまざまの船が手に取るように見える。緑豊かな観音崎公園のただ中に立地し、公園を散策しながら美術館に至ることができる。 また、猿島経由で航路が新設されたので、海からも訪れることができる。美術館の建物だけでなく、周囲の海と公園全体が一つのミュージアムパークを形成している。このような素晴らしいロケーションの美術館は、ほかには世界中のどこにもないだろう。 新しい美術館は、誰からも愛される美術館を目指す。決して美術の専門家だけのための施設ではない。子どもたち、高齢者、障害を持つ方、これまで美術に縁のなかった人など誰でもが訪れて、新鮮な驚きや感動を味わえる施設にしたい。 開館の式典は、子どもたちが主役を務めた。浦賀中学校吹奏楽部の演奏で始まり、公募で選ばれた市内の小学生たちによりテープカットが行われた。 その日私は、正面入口に立って来館者をお迎えしていた。その時に、一人の目が全く見えない女性に話しかけられた。なぜ美術館にといぶかる私に、「絵の前に立って想像することができるので、美術館が大好き」とのことであった。 ハンディキャップに負けずに前向きなその女性の姿勢に感動した。そして、目の不自由な方にとって美術館は価値がないのではと勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしかった。 新しい美術館では、展示品を静かに鑑賞するだけではなく、実際に制作を体験できる参加型の企画や狭い意味での美術の分野以外のさまざまなイベント、たとえばコンサートなどを実施することにより、従来の「美術館」の概念を打ち破りたい。 そして、市内外の多くの人々に愛され、世界に発信する横須賀の新しい文化の拠点に育てたい。


 
横須賀市長 蒲谷亮一

 

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