![]() |
||||
| 美しい日本語を話そう
最近の話し言葉が乱れているのが、気になる。若い人だけでなく、その道のプロであるはずのテレビのアナウンサーなども、変な日本語を連発している。 まずアクセント。本来、単語の前の方に置くべき場合にも、後方にアクセントを置いたり、平板に発音したりする人が増えている。 例えば、「広さ」「過去」「先月」「意識」などなど。地名でも、JRの駅で「逗子」の「シ」にアクセントを置いて大声でアナウンスしていたのには驚いた。外来語でも、例えば「ショップ」の「プ」にアクセントを置く発音などは、英語を少しでも知っている者にとっては大変抵抗があるのだが。 数の数え方も日本語は難しい。十一、十二は平らに発音するが、十三は前の方が強く尻下がり、十四は平らで十五は前、といった具合に複雑だが、最近は、そんな区別におかまいなしに一律に平板に発音する人がいる。 アクセントなど時代や地域によっていろいろだと言ってしまえばそれまでかもしれない。しかし、このようなアクセントの乱れによって、区別すべき同音異義語に混乱が生じている。 例えば、天気予報で「熱い」空気と言うべきところを「厚い」空気となって、何のことかわからない。心が「洗われる」と「現れる」、「愛称」と「相性」、「用事」と「幼児」、「欠く」と「書く」の区別もできていない。この調子だと「柿」も貝の「カキ」も、大工道具の「のみ」もかゆい「ノミ」も同じになりかねない。 次に語尾。やたらに語尾を上げる話し方が気になる。相手に質問する時に語尾を上げるのは自然だが、自分の思いや考え、自分の目で見たことなどを相手に伝えるときに、逆に相手に聞くような尻上り話法はおかしいと思う。このような話し方になるのは、自信のなさの現われなのだろうか、相手に同意を求める気の弱さなのだろうか。 また、「〜でェ」「〜だけどォ」とやたらに語尾を伸ばす話し方が増えているが、聞き苦しい。 いつも美しい日本語を話すように努めたい。(つづく) 横須賀市長 蒲谷亮一
|
|
|
||
Copyright (C) 2005 kabaya Ryouichi Kouenkai All rights reserved. |