![]() |
||||
| 母校「栄光学園」
私が中学と高校を学んだ栄光学園は、今は鎌倉に在るが、当時は本市船越に在った。栄光というと受験校で勉強ばかりに熱心な学校と思われがちだが、決してそうではなく、知育、徳育、体育のバランスのとれた教育だった。 ほかの学校には見られない特色がいろいろあった。例えば、英語の授業が大変充実していた。一般の教科書ではなく、かなり高レベルのものを独自に作成して使っていた。また、外国人の先生が多く、当時は珍しい英会話の時間もあった。ドイツ人、ハンガリー人など必ずしも英語が母国語の先生ばかりではなかったが、生きた英語を耳で学ぶことができた。これはその後の私の人生に大いに役立っている。 学科の成績は100点満点中の点数で表示され、全教科の平均点が90点以上の者は、学期末の終了式において全校生徒の前で表彰された。高校では、成績に基づいたクラス編成が行われた。勉学の面では、厳しい競争の原理が貫かれていたと思う。 徳育の面では、普通の学校にはない社会倫理という科目があり、人生の目的は何かとか、良心の大切さとかが教えられた。受験に関係がないので、正直言って当時はあまり関心がなかったが、今にして思えば大切な授業であった。カトリックの学校であったが宗教の時間はなく、洗礼を勧められるようなこともなかった。 学校の方針として「礼儀」には厳しかった。校門から入ってくる来訪者はすべて客人であるから、生徒は、きちんと立ち止まって脱帽し、礼をするよう教えられた。 身体の壮健も重視され、毎日全員校庭に出て、真冬でも上半身裸でランニングをさせられた。また、受験勉強が忙しくなる高校生も、スポーツなどのクラブ活動を奨励された。 このように書いてくると大変厳しい学校のような印象を与えるかも知れないが、熱心な先生方のあたたかい雰囲気の中で、学友たちと楽しく過ごした六年間の学校生活であった。 中学生、高校生など若い人たちには、一日一日を大切に、勉学にスポーツに励んでもらいたい。 横須賀市長 蒲谷亮一
|
|
|
||
Copyright (C) 2005 kabaya Ryouichi Kouenkai All rights reserved. |